慰安旅行シリーズ 第一話「提案会議」
6課の解散記念に慰安旅行をするというシリーズ。6課メンバー以外にも様々な人が加わったりします

聖王教会のとある一室ではやて、クロノ、ヴェロッサ、カリムはお茶を飲んでいた。
「にしても 6課ももう解散なんやね 寂しいなぁ・・・」
「元々、試験的な設置だったからな 一年で解散してしまうものだ」
「やっぱり一つの小部隊の隊長陣がSランク級っていうのは大変だもんね」
「一年とはいえ様々な出来事がありましたね」
4人は6課の実用化に尽力を尽くした者達、6課が解散になるのはやはり寂しそうだ。
「部隊員たちの次の職場は割り振ってあるのか?」
「みんなに新天地も決まって今は準備期間っていうところやね」
「幸せになってもらいたいね いろんな意味で」
「初々しいカップルもできているようね」
辺境自然管理局への配属を2人揃って申し出たエリオとキャロのことだ。
「あの2人も楽しそうにやってるし成長が楽しみや」
「もしかしたらはやてより先に式を挙げられちゃうかもね」
「それはいやぁ~!」
「そういえば はやてには良い人、いるのかしら?」
「今はおらへんなぁ クロノくんもいつのまにか結婚してしまったし・・・」
名指しされたクロノが背筋を振るわせる。クロノはもちろん妻子持ちだ。
「僕をリストに入れていたのか 君は・・・」
「クロノくんいい男やん エイミィに取られるとは考えてなかったわぁ」
「はやて そういうことは本人の前で言う事じゃないよ♪」
「ちなみに女たらしなヴェロッサには興味ないで?」
クロノとは真反対の意味で名指しされたヴェロッサはやれやれという顔をしている。
「まあ結婚は急ぐ事ではないわ はやてはまだ若いんだら」
「ありがとなぁ カリム」
4人の茶会はいつものようにぐだぐだにただ時間だけを潰していった。
「やっぱり6課で何かやりたいなぁ」
「送別会では足りなかったか?」
「クロノ君も分かってないな~ はやては寂しいんだよ、みんな結構ばらばらになっちゃたし」
「慰安旅行というのはどうでしょう?」
「「「慰安旅行?」」」
「そう 6課の最後は旅行でしめるの いいと思わない?」
はやてが考えていなかった答えだ。クロノ、ヴェロッサも同じだ。
「慰安旅行っていうのもええなぁ そっか旅行か・・・」
「まぁ6課はまだ休暇期間なら旅行というのもありかもしれないな」
「旅行も楽しそうだね~」
一同は基本旅行には賛成しているようだ。
「でも 6課のみなさんが全員で移動するならそれなりの移動経路をとらないと・・・」
小部隊と言ってもかなりの人数がいる。バス一台には収まりきらないだろう。
「そういえば・・・」
「なんや? クロノくん」
「前に何かの案内状を貰ってな 何だったかな・・・」
クロノはモニターを出して何かを探していた。
「これだ 『次元航行客船 案内状』って奴だ」
「次元航行客船ですか? 初耳ですね」
「確か、次元航行部のお偉いさんが代表をしているとかいう?」
「そうだ 次元世界を結ぶ交通機関ということだな」
「でも次元世界は本局の艦船じゃないといけないのでは?」
「それについては代表が頑張ったんだろうね 普通じゃ許可は下りないだろうし」
案内状自体は簡素なもので下の方に連絡先が書いてある。
「資料の請求をしておこう 何かの役に立つかもしれない」
「客船なんて優雅やね 面白そうや」
「なのはさんやフェイトさん達とも相談しなければですね」
今日のお茶会の意見では次元航行客船という移動手段に固まりつつあった。
「はやては6課の意見をまとめておいてね」
「了解や 日程も決められるとええな」
「クロノ君は資料請求だな チャーターができるならそっちの方がいいかもね」
「そうだな 早めに手配しておこう」
今日のお茶会はこれで終了した。はやてはシャッハに6課の隊舎まで送ってもらった。

お昼時、はやてはなのは、フェイトと昼ごはんを囲んでいた。
「今日はそういうことを話し合ってたんやけど なのはちゃん達はどう思う?」
「そうだね 慰安旅行っていうのはいいねかも 折角の節目だし」
「うん・・・ 私もいいと思う」
「あとはみんな次第やね スターズとライトニングは直接聞いてみてな ロングアーチには私から直接・・・」
はやてはどことなく楽しそうだ。最後の締めくくりにわくわくしているのだろう。

その夜、なのはの寝室にて。
「そっか じゃあみんなOKしてくれたん?」
「そうだね 特に問題なしかな」
「私も同じ・・・」
「ロングアーチも大丈夫そうやったしあとは旅程決めやね クロノくん達と相談や」
「クロノ? クロノも関わっているの?」
「実はな~」
はやては次元航行客船というものをについてなのはとフェイトに話した。
「そんなものができたんだ~ 初耳だよ」
「クロノがそれにこだわってるってことはやっぱり同業の血が騒ぐのかな?」
「かもなぁ」
仕事熱心なクロノの姿を思い出しながらフェイト達は笑いあう。
「色々決まったらまたぼちぼち連絡するね 再来週あたりにできるとええなぁとか思ってるんやけど?」
「次の部隊への配属もあるだろうし早めにやっておきたいね」
「うん 手伝えることあったら言ってね」
「ありがとなぁ 私も最後の仕事やろし頑張るよ~」
3人は語りあいながら夜を過ごしていった。

数日後、はやてたち4人はまた聖王教会の一室で茶会を開いていた。
「というわけなんだが どうだろうか?」
クロノは請求した資料を広げている。
「へぇ安全性は次元管理艦船にも負けず劣らずみたいだね」
「船内も充実した設備が整っているのですね」
「これは期待大きいなぁ~」
「いくらか割引もできる 移動にはいいと思うのだが」
「折角だし、いい経験になるねぇ 次元世界を渡って地球にも行き着けるし」
「じゃあ それで決まりでしょうか」
「せやね それで決定って事にしとこか」
4人の意見はまとまり、旅程を話し合った。ミッドチルダから地球に行くという事にまとまりつつあった。
「どこかの旅館を貸しきればええね」
「地球では温泉宿というのもいいかもだね」
「地球だけの立ち寄りなら1泊2日でいいかもですね」
「ん~ でも1泊っていうのも味気ないしどこか次元世界を経由するのもええなぁ」
「無人世界に観光施設がある場所もあるし そういう場所に立ち寄っていけばいい」
「せやね~」
色々な考察や計算の上、4人は旅程の仮決定を行った。

~おまけ~
旅程
ミッドチルダ(6課本部)、時空管理局本局

次元世界 一泊

地球 一泊(温泉地)

ミッドチルダ、時空管理局本局

2話より先もお楽しみに~ 
(クロノくんシリーズは連続してないので初の連続モノです)
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