2明日
第二話「俺と菊と寝顔の攻撃」
俺たちが家に帰ると自分達以外の人の気配がした。といってもロビーで紅茶を飲んでる男が居たからなのだが
「これはアーサーさん お帰りになってましたか」
その男はアーサーという名前らしい。童顔でいい顔をしてるのだが眉毛が主張する男だ
「ああ本田 こいつか新しい入居者って」
「ええ そうですよ」
「男かよ つまんねえな」
「そういう事は言ってはいけませんよ」
アーサーとか言う男は俺の顔をみるなり露骨に残念な顔をした。初対面にしてずいぶんなご挨拶だ。
「じゃあ 私は夕飯の支度をしてくるので失礼しますね」
そういって菊は奥に行ってしまった。ロビーには俺とアーサーの2人だけがいる。
「お前 名前は?」
俺はそのアーサーとかいう奴に話しかけてみた。さっきの様子からきちんと接する事ができるかは微妙だが
「アーサー・カークランド」
そっけなく答えるとアーサーはまた紅茶を注ぎ始めたカップ2つに・・・
「座れよ 折角紅茶淹れてやるんだからよ」
「はぁ?」
正直俺は意表を突かれた。菊への態度からどうせ突っぱねられると思っていたからだ
「なんだよ 俺の紅茶なんて飲みたくもねえのかよ」
「えっ ああいや すまない」
俺はアーサーの向かいの席に座った。そしてアーサーが差し出してきた紅茶を飲んだ
「どうだ うまいだろ」
「ああ うめぇな お前、いつもこんなうまいの飲んでるのか?」
「まあ 日によって変わるがな こんな感じだ」
「は~ いいご身分だこと」
「ここの庭園にはハーブもあるしな 組み合わせも豊富だ」
アーサーは機嫌よく紅茶のことを説明し始めた。よっぽど紅茶に熱を持ってるみたいだ。
「そういえば お前ともう一人住民がいると聞いたのだが誰なんだ?」
俺はアーサーの紅茶講義を一通り聞いた後気になっていた事を話した。するとアーサーは少し気を悪くしたように言った。
「あいつの事なんて知らねえよ もうすぐ帰ってくるだろ」
とそいつの名前だけ言って上に上がって行ってしまった。残された俺も買ってきた荷物を片付けるために自分の部屋に向かった。
「はぁ なんなんだよアイツ 俺、そんな悪いこと言ったか?」
まあ後で夕食の時になったら分かるか・・・などと考えながら荷物を整理していると菊から夕食の準備ができたと呼ばれたので食堂へ向かった。
「うわぁ すげ~豪華じゃねえか!」
自分の部屋が3つは入りそうな食堂も十分豪華なのだが何よりもテーブルに盛り付けてある料理がまた美味しそうだ。
「ギルベルトさんが喜ぶものはビールとヴェルストと聞いたのでその類の料理を作ってみました」
「これ全部食っていいのか?」
「もちろん でも私たちの分は残しといてくださいね」
「俺だってそのくらいの配慮はできるぜ」
とはいいつつそんな配慮を忘れるほど菊の料理はうまそうに見えた。
「それじゃあ 頂きましょうか」
「おう じゃあ 頂くぜ」
俺達は食事を始めた。菊が意外と飲めることに驚きながら・・・
「改めて自己紹介でもしましょうか」
ほんのりと顔を赤くした菊は自己紹介の事を切り出してきた。
「じゃあ 俺からするか主賓だしな ケセセ ギルべルト・バイルシュミットだ。好物はビールとヴェルストだ」
「じゃあ私が・・・本田菊です。この屋敷の管理人です。好きなのは塩鮭とPCです」
「次は俺か・・・アーサー・カークランドだ。年は23歳で好きなのは紅茶だ。」
ここまではさっき俺と会ったので知ってるのだが次の男は俺が居たときには帰って来なかった奴だ。ハンサムな面をしてるがどこか親父くささが漂う奴だった。
「俺はフランシス・ボヌフォワ。年は27歳で好きなのは可愛い女の子と料理、今日は仕事が思ったように終わんなくて折角の再開を喜び合えなかったけどねギルちゃん」
実はこのフランシスは俺の高校のときの同級生であった。アーサーから名前を聞いたときは驚いたが会ってみると高校生の頃と全然変わっていなかった。
「確かギルベルトさんとフランシスさんは元同級生だそうじゃないですか」
菊は弟から聞いたのかその事を言ってきた。
「ああ アントーニョっていう親友を加えて悪友同士だったんだよ 俺達は」
「あの頃は授業サボって屋上で飯食ったりしたよね~」
「ああ 懐かしい思い出だな」
もう10年もたってるその思い出は俺たちにはとても長い年月のような気がした。
「ていうか お前が高校出た後すぐに就職してどこか引っ越したから全然会わなくなったんだろうが」
「そうだね~ まあその後に菊ちゃんに引き抜かれてあそこに来たんだけどね」
フランシスが言うあそことは俺は知らないがフランシスの職場なのだろう
「そうえば トーノは今は何やってるの? 気になるな~」
「確か警備員とか言ってたぜ フェリちゃんのお兄様と暮らしてるんだろう」
「やっぱりあいつはロヴィーノには優しいもんね」
そんな会話を続けてるときちょっと横を向くと菊とアーサーもまた雑談をしていた。アーサーの顔はさっき、俺と話してたときよりも更に嬉しそうに見えた。
「ふふ あの二人は仲いいよね 俺が嫉妬しちゃうくらい」
「まあ 家の中でああバカップルしてると嫉妬もするわなぁ」
「今日からはギルちゃんがいるからいいけどね」
「はぁ?」
「何でもないよ 気にしないでね」
相変わらず妙な事を口走る奴だが今日はなぜか悪寒が走ってきやがった。
「あれ~ ギルベルトさぁ~ん仲良くどうしたんですかぁ~?」
俺の目の前にはついさっきまでアーサーと仲良く談笑していた菊の姿があった。その時よりも更に顔を紅く染めて・・・
「おい 爺、大丈夫かよ」
俺はフランシスと雑談をしてたからそこまで酒は飲んでいなかったが、菊はかなり飲んでいたようだ。
「あひぇ? 大丈夫ですよ~♪ 何を心配してるんですかぁ~?」
「お前が酔っていないかを心配してるんだよ お前、かなり飲んでるだろ」
「大丈夫ですよ~~ (ドサッ」
菊は抱きつくように俺のほうへ倒れこんできた。華奢な体は俺が支えるには何の問題も無いのだが・・・
「おい フランシス! どうなってるんだよ」
自分と一緒に話をしていてそこまで飲んでいなかったフランシスに助けを求めるためにフランシスの方を向くとフランシスも同じようになってるアーサーを受け止めていた。
「ごめんね アーサーと菊ちゃんはお酒弱いんだよね~ でも2人ともすぐ飲んじゃうから・・・ ごめんねギルちゃん悪いけど菊ちゃんを部屋に連れて行ってあげてくれる?」
「はいよ アイツの部屋はどこだ?」
「3階のワンフロアが菊ちゃん部屋だから ベッドの場所はすぐ分かると思うよ」
俺は菊をお姫様抱っこし3階に上がっていった。男にお姫様抱っこと言うのはどうかとも思ったのだが菊の体は見た目以上に軽く、楽であった。
「よいしょっと・・・」
菊を3階にある菊の寝室に運び入れると目の前にあったベッドに下ろした。菊は可愛い寝顔で寝息を立てている。
「お前は年を考えて飲めよ・・・」
もちろん菊は答えない。
「初日からこれじゃ先が思いやられるぜ」
俺はため息をつきながら部屋を立ち去った。起きたと時用にコーヒーでも作ろうと思ったからだ。
「ゆっくり寝てろよ 菊・・・」
口にしたとたんに恥ずかしくなった俺は足早に階下に下りていった。
俺たちが家に帰ると自分達以外の人の気配がした。といってもロビーで紅茶を飲んでる男が居たからなのだが
「これはアーサーさん お帰りになってましたか」
その男はアーサーという名前らしい。童顔でいい顔をしてるのだが眉毛が主張する男だ
「ああ本田 こいつか新しい入居者って」
「ええ そうですよ」
「男かよ つまんねえな」
「そういう事は言ってはいけませんよ」
アーサーとか言う男は俺の顔をみるなり露骨に残念な顔をした。初対面にしてずいぶんなご挨拶だ。
「じゃあ 私は夕飯の支度をしてくるので失礼しますね」
そういって菊は奥に行ってしまった。ロビーには俺とアーサーの2人だけがいる。
「お前 名前は?」
俺はそのアーサーとかいう奴に話しかけてみた。さっきの様子からきちんと接する事ができるかは微妙だが
「アーサー・カークランド」
そっけなく答えるとアーサーはまた紅茶を注ぎ始めたカップ2つに・・・
「座れよ 折角紅茶淹れてやるんだからよ」
「はぁ?」
正直俺は意表を突かれた。菊への態度からどうせ突っぱねられると思っていたからだ
「なんだよ 俺の紅茶なんて飲みたくもねえのかよ」
「えっ ああいや すまない」
俺はアーサーの向かいの席に座った。そしてアーサーが差し出してきた紅茶を飲んだ
「どうだ うまいだろ」
「ああ うめぇな お前、いつもこんなうまいの飲んでるのか?」
「まあ 日によって変わるがな こんな感じだ」
「は~ いいご身分だこと」
「ここの庭園にはハーブもあるしな 組み合わせも豊富だ」
アーサーは機嫌よく紅茶のことを説明し始めた。よっぽど紅茶に熱を持ってるみたいだ。
「そういえば お前ともう一人住民がいると聞いたのだが誰なんだ?」
俺はアーサーの紅茶講義を一通り聞いた後気になっていた事を話した。するとアーサーは少し気を悪くしたように言った。
「あいつの事なんて知らねえよ もうすぐ帰ってくるだろ」
とそいつの名前だけ言って上に上がって行ってしまった。残された俺も買ってきた荷物を片付けるために自分の部屋に向かった。
「はぁ なんなんだよアイツ 俺、そんな悪いこと言ったか?」
まあ後で夕食の時になったら分かるか・・・などと考えながら荷物を整理していると菊から夕食の準備ができたと呼ばれたので食堂へ向かった。
「うわぁ すげ~豪華じゃねえか!」
自分の部屋が3つは入りそうな食堂も十分豪華なのだが何よりもテーブルに盛り付けてある料理がまた美味しそうだ。
「ギルベルトさんが喜ぶものはビールとヴェルストと聞いたのでその類の料理を作ってみました」
「これ全部食っていいのか?」
「もちろん でも私たちの分は残しといてくださいね」
「俺だってそのくらいの配慮はできるぜ」
とはいいつつそんな配慮を忘れるほど菊の料理はうまそうに見えた。
「それじゃあ 頂きましょうか」
「おう じゃあ 頂くぜ」
俺達は食事を始めた。菊が意外と飲めることに驚きながら・・・
「改めて自己紹介でもしましょうか」
ほんのりと顔を赤くした菊は自己紹介の事を切り出してきた。
「じゃあ 俺からするか主賓だしな ケセセ ギルべルト・バイルシュミットだ。好物はビールとヴェルストだ」
「じゃあ私が・・・本田菊です。この屋敷の管理人です。好きなのは塩鮭とPCです」
「次は俺か・・・アーサー・カークランドだ。年は23歳で好きなのは紅茶だ。」
ここまではさっき俺と会ったので知ってるのだが次の男は俺が居たときには帰って来なかった奴だ。ハンサムな面をしてるがどこか親父くささが漂う奴だった。
「俺はフランシス・ボヌフォワ。年は27歳で好きなのは可愛い女の子と料理、今日は仕事が思ったように終わんなくて折角の再開を喜び合えなかったけどねギルちゃん」
実はこのフランシスは俺の高校のときの同級生であった。アーサーから名前を聞いたときは驚いたが会ってみると高校生の頃と全然変わっていなかった。
「確かギルベルトさんとフランシスさんは元同級生だそうじゃないですか」
菊は弟から聞いたのかその事を言ってきた。
「ああ アントーニョっていう親友を加えて悪友同士だったんだよ 俺達は」
「あの頃は授業サボって屋上で飯食ったりしたよね~」
「ああ 懐かしい思い出だな」
もう10年もたってるその思い出は俺たちにはとても長い年月のような気がした。
「ていうか お前が高校出た後すぐに就職してどこか引っ越したから全然会わなくなったんだろうが」
「そうだね~ まあその後に菊ちゃんに引き抜かれてあそこに来たんだけどね」
フランシスが言うあそことは俺は知らないがフランシスの職場なのだろう
「そうえば トーノは今は何やってるの? 気になるな~」
「確か警備員とか言ってたぜ フェリちゃんのお兄様と暮らしてるんだろう」
「やっぱりあいつはロヴィーノには優しいもんね」
そんな会話を続けてるときちょっと横を向くと菊とアーサーもまた雑談をしていた。アーサーの顔はさっき、俺と話してたときよりも更に嬉しそうに見えた。
「ふふ あの二人は仲いいよね 俺が嫉妬しちゃうくらい」
「まあ 家の中でああバカップルしてると嫉妬もするわなぁ」
「今日からはギルちゃんがいるからいいけどね」
「はぁ?」
「何でもないよ 気にしないでね」
相変わらず妙な事を口走る奴だが今日はなぜか悪寒が走ってきやがった。
「あれ~ ギルベルトさぁ~ん仲良くどうしたんですかぁ~?」
俺の目の前にはついさっきまでアーサーと仲良く談笑していた菊の姿があった。その時よりも更に顔を紅く染めて・・・
「おい 爺、大丈夫かよ」
俺はフランシスと雑談をしてたからそこまで酒は飲んでいなかったが、菊はかなり飲んでいたようだ。
「あひぇ? 大丈夫ですよ~♪ 何を心配してるんですかぁ~?」
「お前が酔っていないかを心配してるんだよ お前、かなり飲んでるだろ」
「大丈夫ですよ~~ (ドサッ」
菊は抱きつくように俺のほうへ倒れこんできた。華奢な体は俺が支えるには何の問題も無いのだが・・・
「おい フランシス! どうなってるんだよ」
自分と一緒に話をしていてそこまで飲んでいなかったフランシスに助けを求めるためにフランシスの方を向くとフランシスも同じようになってるアーサーを受け止めていた。
「ごめんね アーサーと菊ちゃんはお酒弱いんだよね~ でも2人ともすぐ飲んじゃうから・・・ ごめんねギルちゃん悪いけど菊ちゃんを部屋に連れて行ってあげてくれる?」
「はいよ アイツの部屋はどこだ?」
「3階のワンフロアが菊ちゃん部屋だから ベッドの場所はすぐ分かると思うよ」
俺は菊をお姫様抱っこし3階に上がっていった。男にお姫様抱っこと言うのはどうかとも思ったのだが菊の体は見た目以上に軽く、楽であった。
「よいしょっと・・・」
菊を3階にある菊の寝室に運び入れると目の前にあったベッドに下ろした。菊は可愛い寝顔で寝息を立てている。
「お前は年を考えて飲めよ・・・」
もちろん菊は答えない。
「初日からこれじゃ先が思いやられるぜ」
俺はため息をつきながら部屋を立ち去った。起きたと時用にコーヒーでも作ろうと思ったからだ。
「ゆっくり寝てろよ 菊・・・」
口にしたとたんに恥ずかしくなった俺は足早に階下に下りていった。
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